Alligator通信 2025年3月号  ニューオリンズへ!

立春を過ぎても冬将軍が行きつ戻りつ、ですね

雪の博多から始まった月初めの九州ツアー、方や月末にクルーズで寄港した宮崎県日南は半
そでで歩けそうな温かさ。梅と桃と桜が、駅伝のたすきを待つ選手たちみたいに「次、誰?あたし?」と右往左往している声が聞こえてきます。お花たちも、忙しい🌸

1週間の九州旅、5日間のクルーズ、1か月に2本の旅はちょっとチャレンジでしたが、無事に終えることができて、まずはホッとしています。
「また演奏に来てね」と言ってもらえることの、なんて幸せなこと。
こういう時間を又過ごせますように
文殊仙寺の福カエル

そして、いよいよ!2年ぶり、38年目の「里帰り」に行ってきます。
変わらないもの、変わっていくもの。すべてを聞いて、見て、心を満タンにしてきます。
相変わらずゆるゆるペース、ですが、現地の様子もお伝えしていきます。

どうぞ穏やかな春をお過ごしください🌸

3月のライブ____詳細はカレンダーをご覧ください 🍕→お食事ができます

3/3(月) 
川崎 ぴあにしも 🍕 「Monday Jam Session」 7:00~10:00pm 
=松林”すえちゃん”末太郎(ds) 山本”カントク”眞弥(b) 海ちゃん(sax)

3/5(水)関内 Apple  7:40~10:00pm   出口優日(vo) 

3/6(木)桜木町 ロイヤルパークホテル シリウスラウンジ 🍕 7:00~10:00pm  
solo 弾き語り 最後の出演日です 長い間、ありがとうございました

🎵3/7(金)
西荻窪 ミントンハウス 7:00~9:00pm
=古川奈都子トリオ  海付豊(sax)  佐久間和(g)  
ニューオリンズ行直前ライブ~~♡

🎵3/23(日)New Orleans  "Danny Barker Banjo and Guitar Festival"

New Orleans Jazz Museum Performance Stage (3F)  
12:30-1:20 pm Natsuko Furukawa(piano,vocals) Yutaka Umitsuki (alto saxophone) Yoshie Nakamura (trumpet) Richard Moten(bass) Gerald French (drums)

再びこの日がやって来るなんて!
今年もお招きいただきました、ニューオリンズの豊かなヘリテイジを支えるジャズプレイヤーが集まり、地元の人がリラックスして楽しむ、最高のフェスティバルです。
Richard とGerald,今のニューオリンズジャズを支える名手と共演します。

4月のpick up___
4/8(火)西荻窪 ミントンハウス
=古川奈都子トリオ  海付豊(sax)  佐久間和(g)
4/19(土)茅ヶ崎・Storyville  🍕 "New Orleans Duo"    =海付豊(sax)
4/26(土)関内・Megusta  3:30~5:30pm   Tip 制  🍕

奇数月の最終金曜にお届けしているHUBは、4月に移動になります。
4/27(日)浅草・HUB浅草店🍕 6:00~9:00pm  休日スケジュール、1時間早いです
=Soul Food Cafe  海付豊 (Asax) 石原由理(tb)小林真人(b) みのみや俊介(ds) 

◆2/5 にスタートした九州ツアー。海ちゃんも無事飛行機旅ができて、まずはめでたし。
雪のちらつく博多から佐賀₋熊本₋天草をめぐって海ちゃんの叔母さんを訪ね、海付家のお墓参り。やっと、元気になった報告ができました。
さらにフェリーで鹿児島出水へ。ここを越冬地に集まって来るナベヅルの群れは圧巻!!
時折強くなる雪、阿蘇超えは避けて、九州の北部を横断し、別府へ。
初日の「ファンク」、チャーミングなママさんのもとへ地元のジャズとお酒の好きな人が集まって来ました。こういうお店に出会えるのが旅の醍醐味。しかし寒い!!雪、ちらちら。
翌日は温かい日差しの下、前回も訪れた「ジェラテリア ふくろう」 改め 「みみず
く」へ。

代表の古山さんはサックス奏者からバーテンダーへ、さらに様々な人が集って、自由に交流する場所の延長としてこの場所を作ったそう。アンティークな3階建てビルの一階がお店、他の部屋は美術室だったり、練習用ドラムがあったり。どの部屋もアンティーク家具や建具に溢れ、ここでアートのセンスを磨いている皆さんが1階のカフェで働く。
世間では「障害者」と呼ばれる彼らは、私たちが大した考えもなく「常識」と思っているコミュニケーションとは違う方法を持つ個性的な表現者だということに改めて気づかされる。
https://www.diversity-in-the-arts.jp/stories/18920

ドラムをやっている小野天哉(たかや)さん、一緒にジャムセッションをしたら、満面の笑み!彼のドラムの先生が「練習の時にはみられない表情です」って。そう、音楽は一緒に音を出したら、それで通じるもの。海ちゃんはそのアンテナが特に鋭いから、本当に楽しいジャムになった。そして、通じることの幸せが聞いている人に広がっていく。
本当に風通しが良くて心地よい場所♡

二日間の演奏を終えた後は、国東半島を巡った。寺社、摩崖仏、神様の集う場所でした。
無事な旅を報告し、お礼を伝えて、九州の旅は終了。
温かく迎えてくださった皆様、本当にありがとうございました。

photo album
https://photos.app.goo.gl/nLBRPrJ4r6An3gj86

◇26日、神戸から出航した2年ぶりのにっぽん丸。
つい先日行った別府、上五島、油津(宮
崎)とめぐる4泊のクルーズでした。
8人編成のハウスバンドに代わり、カクテルパーティー、メインのショー、ラウンジ演奏にダンスバンドを4人編成でやる、というなかなかハードな内容だけど、にっぽん丸のハウスバンドはもともと私たちが作ったんだもん、楽しくやるぞ!とがっつり準備。
ドラムは永田充康くん、ベースは真人さん。ダンスバンドを一緒にやるのは17年ぶりだけど5分のリハーサルで全部思い出しちゃった。音楽は人も、時間も瞬時につなぐ。
海ちゃんにとっては山のような譜面を次々読む、負荷の強いメニューだったけど、皆ジャズ魂のあるメンバー、のびのび吹いて、本当に楽しい演奏になりました。
演奏後、会うお客さんがみんな声を掛けてくれて皆さん楽しんでくれたよう。良かった。

この頃の客船のショーは音楽でもカラオケを使ったものが増えたけど、コンサートはやっぱりプレイヤー同士の一期一会が最大の魅力ですよね♡
photo album
https://photos.app.goo.gl/XDazVaTmuasNTcit6

◇ちょっとやり過ぎか!と少しドキドキした盛りだくさんのひと月、海ちゃんは自分の状態と丁寧に対話しながら、しっかりとプレイを続けてきました。
”Danny Boy”は演奏している、というより「捧げもの」なんだって。
周りにあるすべてに助けられ、捧げていく。彼の演奏の心はここにあります。

さあ、頑張った分、里帰りしてのんびりしてこようね!

pianonatsuko.com