ホンマモンのニューオリンズ・ジャズ で細胞を濯ぐ



 来日中のニューオリンズジャズオールスターズを聴いてきました。








毎度のことながら、心の瞳孔が開いちゃう。

ドラムの最初のロールから、背景いっぱいに踊っている人々のシルエットが浮かび上がり、その中に紛れているような気持ちになる。
聴く、というより浸る、まさにジャズ温泉。

今年も良いメンバーが集結、リーダー Tom Fischerの采配もますます冴えて、それぞれの魅力がいい塩梅にフィーチャーされてました。

Yolandaの歌声は衰え知らずで、圧巻。
細胞の中にある悪いもんを全部撃ち出してくれる「***線」(名前つけたい)。Down Byを聴けて、アメリカにちゃんとこういう音楽があることに、気持ちが明るくなる。

息子のCalebとのDuetもとにかく明るくて、おおらかで、楽しい。こういうジャズを毎日聞いてたら、良い人間になれるに違いない。なってやる!

Tom Hookが、優しくシルキーな声で歌ったDanny Boy には思わず涙がこぼれた。越路吹雪さんオマージュの曲といい、聞きたいな、っていう曲を持ってくる、天才。

時に高らかに前に進み出て、時にすっと横のプレイヤーのバックに回る、縦横無尽に関係性を変えていくフロント3人のアンサンブル、ニューオリンズの音楽の最大の魅力もたっぷりと。

そして何が起きても「想定内」と笑顔を絶やさぬRichardのベース、Walterのドラム。
Richardのどれだけアイディアあるの?というベースソロの数々も交え本当に楽しい時間でした

演奏した曲は
Bourbon Street Parade
Ice Cream (vo  Andrew) 
Save the Last Dance For Me    (vo Tom Hook)

=Yolanda vocal=
When You're Smiling Over The Rainbow Take the A Train Darktown Strutter's Ball ( duet with Caleb) Down By The Riverside

Petit Fleur (feat. Tom Fischer ) Danny Boy (Tom Hook solo) Tiger Rag

アンコール You Are My Sunshine/ Saints

毎度思うのだけど、音楽がインフラ、演奏することは、当たり前に素晴らしい、そんなニューオリンズで育まれたミュージシャンたちの音はおおらかで、包容力がある。
自分の音、声を持って、全力でSwingして、幸せに演奏して、聴衆が笑顔になる、以上!
そうするとこんなに大きな音楽が作れるのね。

ニューオリンズ・ジャズと言う言葉は日本やヨーロッパでは「伝統の継承」的にちょっと狭くなっちゃうところがあって残念だけど、やっぱり、ホンモノはホンモノ。

ニューオリンズジャズの持つハピネスにどっぷり浸って、みんなで幸せになろう!

オマケ
終演後、足が向いたのは

喫茶「ハトヤ」 レストラン「ラルース」

どちらも長い歴史のあるお店。刻んできた時間がお店の佇まいにもサービスにもお料理にもにじみ出ていて、時間をかけて作り出したものの温かさ、豊かさにとっても心満たされました。
今日の音楽と同じ。


ラルース 伝統のボルシチ❤