Alligator通信 2021年5月号 ニューオリンズの風が

花の季節ですね。

染井吉野の盛りは逃してしまいましたが、このごろ
散歩道の桜の種類が増え、八重桜や寒緋桜、大島桜と4月半ばまでバトンタッチしながら咲き続けていました。
ツツジも花水木も今年はずいぶん早く、野ばら、クレマチスと歩くたびに何かしら満開の花が迎えてくれます。
時間がゆっくりあるからこその、ありがたい発見。

音楽は、心の中でうごめく何かを音、という形にして自分の外に放つものですが、今は空気自体を抱きしめたいほど心地よい気候と自然のあでやかな変化が、心を揺り動かしてくれます。

ニューオリンズでもいよいよライブが再開し、また音楽の満ちた空気が流れ始めるでしょう。ほら、香ってくる。空気は地球上で繋がってますから!

5月のライブ__ 営業時間短縮要請により、お時間が定まっていないライブがありますので、お手数ですが こちら でご確認いただければ幸いです。

(5/8)蔓延防止法、緊急事態宣言の延長に伴い、
5/21 ぴあにしも
5/28 ハブ浅草店
のライブは中止となりました。

5/7 (金)  自由が丘・マルディグラ ハートフルニューオリンズジャム 6:00-8:00pm
お酒の提供はできませんが、ずっとこのジャムを支えてくださった白子隆さんを追悼して、讃美歌を演奏いたします。
https://jiyugaoka-mardigras.jimdofree.com/

5/12(水) 関内 Apple  宮坂俊行(vo)  
お客さんもスタッフも、ジャズ好きの集まるピアノバー 
http://blog.goo.ne.jp/jazzlivebar_apple

5/13(木)桜木町 ランドマークホテル シリウスラウンジ  solo
70階からの絶景。窓際の席は予約がお勧めです
http://www.yrph.com/restaurants/sirius/

5/16(日)桜木町 ジャムセカンド 2:00-4:00pm
古川奈都子トリオ 海付 豊(cl,sax) 佐久間 和(g)
http://jam-second.com/
講師を務めるジャム音楽学院のライブスペースで、2週連続お届けします。
日曜日の午後、ニューオリンズ気分でお楽しみください

中止
5/21(金) 川崎 ぴあにしも  「ピアノバーナツコ」 
美味しいおつまみとジャズでリラックス。投げ銭制 =海付 豊(sax)   http://pubhpp.com


5/23(日)桜木町 ジャムセカンド 2:00-4:00pm
Soul Food Cafe特別企画 「海付 豊カルテット」
海付 豊(cl,sax) 菅野淳史(tp) 古川奈都子 (p,vo) 小林真人(b)
http://jam-second.com/

5/26(水) 関内 Apple  鈴木史子(vo)  

5/27(木)桜木町 ランドマークホテル シリウスラウンジ  solo

中止
5/28(金)浅草・HUB浅草店 
=Soul Food Cafe  菅野淳史(tp) 海付 豊(sax) 小林真人(b) 平林義晴(ds)
4月はお休みになってしまいましたが、今月こそ。心ほぐれる楽しいジャズをお届けします
毎月最終金曜日 ◆配信もあります◆ http://pub-hub.com/index.php/shop/detail/6


5/31(月) 西荻窪・ミントンハウス  
=古川奈都子トリオ   海付 豊(cl,sax) 佐久間 和 (g)
http://www7b.biglobe.ne.jp/~mintonhouse/
レパートリー棚卸 第8回 「Eで始まる曲」
◆配信・好評いただいております!◆ https://minton.peatix.com/

予告:
6/6(日) 藤沢・藤沢・Fプレイスホール =The New Orleans Jazz Quintet
7/11(日) 鎌倉・ダフネ =古川奈都子トリオ

◇「小出しの緊急事態」が繰り返すのがこのところのトレンド。
「やらないで」ということだけでは心が沈むばかり。もう少しやっていいこと、やっていい方法を整理できないものでしょうか。
「今日は5月生まれの人は飲みに行っていい日」、とかね。飲み屋さんだって予約制や、時間で区切ることをすれば混みあわない工夫ができるんじゃないかと思うのだけど。

◆今年もオンラインでニューオリンズのJazz And Heritage Festivalが行われています。なんといってもフェスの目玉イベントの一つ、「Piano Night」が動画で見られるのが嬉しい!ニューオリンズピアノの「今」が、これまで現地で聞いてきたピアニストたちのエネルギーを呼び覚ましてくれます。今はなきHenry Butler, Allen Toussaint、Dr.John、Ed Frank、生では見られなかったけれどニューオリンズピアノが伝統的なジャズとソウルミュージックを繋ぐものだと教えてくれたJames Booker。Sweet Emma, Jeanette Kimball, Billie Pierceという個性の際立つ女性たち....彼・彼女たちから 豊かに紡がれてきたheritageが今も続いていることを感じることができます。そして、3名の日本人ピアニストが参加していて、ニューオリンズと日本ってこんなに近いんだ、とこれまた感動しちゃいます。
まだまだ知らない音がある。早よう帰っておいで、と言われてる気がします。
「Piano Night」

◇Farewell: マルディグラのハートフルニュ
ーオリンズジャム、一度も欠かすことなくバンジョーで参加してくださった白子隆さんが逝去されました。
飾りのない、誠実なビート。テンポ120、をこれほど安定して刻む方は稀有でした。
譜面にないエンディングをやってしまった時に、見事決まると、両腕を上げて「ヤッターー!」と子供のような笑顔で喜んで。
奥さまが歌われ、二人で一緒に演奏する姿は本当に温かく微笑ましく、いくつになっても音楽は心を満たし、幸せをもたらすものだと、教えていただきました。

10年前、マルディグラのバースデイジャムで、寄せ書きに下さった言葉が胸に沁みます。
寂しいなあ....

pianonatsuko.com

コメント

このブログの人気の投稿

Alligator通信 2023年4月号 私は たぶん 卵ちゃん

Alligator通信 2023年6月号 深呼吸

Alligator通信 2023年5月号 I'm Walkin' !